税理士が電子申告する際には、区役所などで発行される
マイナンバーカードは使いません。
税理士専用の電子証明書というICカードを必要とします。
他の士業でも電子申請に電子証明書を用いますが、
税理士のような物理的なカードを保有せずに、
ネット上でダウンロードしたファイルを
パソコンに格納して使うケースがほとんどだと思います。
中には、マイナンバーカードを使っている士業さんも。。。
弁護士電子証明書というのも聞いたことないですし
行政書士や司法書士等の電子証明書はICカードがなく
ファイル格納型だと思いました。
理由としては、税理士の場合、単なる作成代理人だけではなく、
作成した内容を担保する意味合いも一般にあると思います。
金融機関等に提出する決算書等も税理士が作成したか否か
それによって与信効果にも違いが出てくることになりますよね。
それだけに、税理士の署名捺印がより厳格なものであるために
物理的なICカードの電子証明書となっていると個人的には思っております。
なお、一応、カード発行も2枚までできますが、1枚は完全なスペア用で、
電子申告システム上で登録できるのは1枚だけとなっています。
そのカードをカードリーダーで読み込ませ、
いくつかのIDやPWの入力をして、
初めて税理士としての電子申告ができます。
この税理士の電子証明書も概ね5年で交換となります。
現在の電子証明書は「第5世代」というもので、
写真のものは、第2世代~第5世代のカードです。
今回は紫ですね。こう見るとカラフルですね!!
個人のマイナンバーカードも電子証明書がカード内に
格納されていますが、こちらも有効期間が5年間です!!
税理士のように、カードの入れ替えはないものの
区役所等でカードの電子証明書の更新をするために
情報の書替の作業が必要となりますので
期限切れには注意が必要です。。。。